2019年度

1.2050年に向けた事業課題研究

1.研究の目的・背景
東急線沿線では2025~2035年に人口がピークを迎え、以後少子化・高齢化・人口減少という人口動態が加速すると推察される。時間の経過とともに進むこの人口動態は、生活密着型で労働集約型の事業が多い東急グループに対して、市場の縮減、人手不足といった事業継続上の大きな問題をもたらすと容易に予想される。
また、まちづくり会社としてこれまで鉄道をはじめさまざまな社会インフラを整備してきたが、やはり時間の経過とともにこれらの社会インフラの老朽化が進む。
一方、IoTやAI、ロボットなどのテクノロジーもまた時間の経過とともに進化しており、これらを導入しながら各事業の生産性を上げる必要がある。
そこで、本研究の目的は、30年後の2050年を想定して、東急グループの長期的な課題を整理し、2021年を始期とする中期経営計画あるいは2019年に公表の長期経営構想の具現化に資する基礎資料を作成することである。

2.研究テーマ
(1)2030~2050年に想定される東急線沿線を含む社会の様相の推察
(2)社会課題の抽出
(3)社会課題の解決に向けた方向性案の検討

3.調査概要
(1)文献調査研究
(2)国、自治体、大学、民間シンクタンクの資料研究
(3)有識者ヒアリング

4.研究担当者
プロジェクト・リーダー :岸  泰之
プロジェクト・メンバー :大東 一裕、森家 浩平、岩場 貴司、鈴木 孝義、三浦 拓実
アドバイザー      :泉  康幸
監修者         :岸  泰之