2019年度

3.若年層の職業価値観と企業に求められる対応

1.研究の目的・背景
 厚生労働省の「雇用動向調査」によると、20~24歳男性の離職率は、2011年の22.3%から2016年には27.6%まで上昇している。労働需給が極めてタイトな(完全失業率は25年振りの低水準、有効求人倍率は44年振りの高水準を記録する)状況が続くなかでの若年層の離職は、多様な労働集約産業を展開する東急グループにとって、重要かつ喫緊の課題である。
 本研究の目的は、若年層の職業価値観の変化をとらえ、これからの企業と職場マネジャーに求められる対応、すなわちリテンション(定着)マネジメントの考察である。

2.研究テーマ
(1)若年層の職業価値観の推移
(2)若年層の離職要因
(3)企業に求められる認識と対応

3.調査概要
(1)グループインタビュー
 ①対象者:新卒入社の会社からの離転職経験、在籍期間、年齢を区分基準とする6グループの25~35歳男女
 ②インタビューフロー
  a)就職活動から初めて会社に入るまでの経緯
  b)転職を考えるようになった経緯/転職等に関する職業価値観
  c)勤め先の会社に対する期待と個人のキャリア観
  d)エンプロイー・ジャーニーマップの作成と共有
(2)質問紙調査
 ①対象者
  a)割付条件
    大卒入社年(1987~2004年、2005~2018年)と転職経験による4区分の均等割付
  b)スクリーニング条件
    新卒入社先は従業員30人以上の民間企業による正規一般雇用
 ②主な質問:職業価値観、初就職先の経験、離職理由、転職経験の振り返り

4.研究担当者
プロジェクト・リーダー :野崎 由香理
プロジェクト・メンバー :府中 裕紀
監修者         :丸山 秀樹